Ge×N×So
「ちそう菰野」「目黒陶芸館」「侶居」に共通する点は、既成概念に囚われず、ホワイトキューブではない空間で、美術作品の展示を行なっているところです。昭和を代表する庭師が創った庭を有する屋敷、国の有形登録文化財にもなっている書院、宿場町の面影を残す町家といった、伝統的な日本家屋で現代美術を鑑賞できる貴重な空間です。
その三ヶ所をバスで巡り、美術を解説付で鑑賞できる「現代美術×日本家屋×素材料理 を味わう会」=略称 「Ge×N×So(げんそ)」を開催します。
現代美術は分かりにくい、難しい、と言った声をよく聞きますが、少しでも多くの方に興味を持っていただき、その面白さを感じていただけたらと思います。
普段公開していない作家のアトリエや、蔵の展示作品をこの会に参加した方だけが特別にご覧になれます。また「ちそう菰野」では、特別メニューで昼食をご用意。重森 三玲 による庭園を愛でながらお食事ができます。みなさまのご参加をお待ちしております。
【 日時 】 2019年11月10日(日) 10:00〜16:30
【 会費 】 お一人様 9,000円 要予約 (バス代、昼食代、消費税含む)
【 募集人数 】 20名
【 申込方法 】 予約はメールでお申込みください。 info@studiorokyo.com
氏名、電話番号をご記入ください。追って確認の返信をさせていただきます。
【 申込締切 】 申込人数が20名に達した時点で締切とさせていただきます。
■ 日程
10:00 侶居 集合 三重県四日市市朝日町 1-13
田代裕基作品 見学
11月15日からの田代裕基展の開催に先駆けて、10日はこの会の参加者のみに公開
11:30 侶居 出発
12:00 ちそう菰野 到着 昼食 常設ギャラリー、アトリエ見学
14:30 ちそう菰野 出発
15:00 目黒陶芸館 到着
書院 : 稲崎栄利子作品、 蔵 : 橋本知成作品 見学
16:00 目黒陶芸館 出発
16:30 近鉄四日市、JR四日市 解散
【略歴】
岐阜県生まれ。美術家。東京造形大学で彫刻を専攻。文化庁海外派遣制度により渡独。楠で制作する「半獣」シリーズや「White Sign」シリーズなど、その作品性は幅広い。帰国後、作家活動と並行して2017年から「ちそう菰野」を主宰している。
シェフの田代理恵が供する、地元で採れたその季節の一番おいしい素材で作る料理は、既成概念に囚われない組合せで独創的。また、重森三玲が手がけた庭を有し、「料理・美術・庭」をコンセプトに、五感を刺激する様々なイベントも展開している。
昭和を代表する作庭家。重森三玲の庭は、力強い石組みとモダンな苔の地割りで構成される枯山水庭園。代表作は、京都の東福寺方丈庭園、光明院庭園、大徳寺山内瑞峯院庭園、松尾大社庭園など。
1992年10月オープンの現代陶芸を扱う専門ギャラリ―。国の有形登録文化財になっている築130年の書院での展示は見応えがある。
兵庫県生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科工芸専攻陶磁器修了。その神秘的で繊細な作品は、土でパーツを一つ一つ成形し乾燥させて焼き、完成までに途方もない時間を要する。第13回パラミタ陶芸大賞展大賞。
和歌山県生まれ。金沢美術工芸大学大学院工芸専攻陶磁コース修了。「鉄」と「陶」を組み合わせた、人類の根元にある「火」と「土」を尊ぶような精神性を感じる重厚な作品郡。
主催:侶居
共催:ちそう菰野
協力:目黒陶芸館