2024年7月7日（日）～21日（日）
12：00 - 18：00    水・木定休
 
杉村紗季子は、木工家の父や裁縫好きの祖母、また常滑という場所柄、様々な作家たちに囲まれた環境の中育ちました。漠然としたものづくりへの方向性を持ちながら東京芸術大学へ入学し、「鋳金」に出逢いました。美しさと怖さを併せ持つ“溶けた金属”が生み出す、魅力的な表情。ガラス、金属線、蝋、布、自ら漉いた紙などがそれに寄り添い、まるで光を纏うような繊細で情緒的な作品になっています。この機会にぜひご覧ください。
 
日々違った見え方をする立山連峰、積もる雪、淡い青の空、深い色の海…。２年前に越してきた北陸の地の様々な“けしき”たちに影響を受けながら。また、金属・紙・ガラス・布…それぞれの素材の“素敵”を見つけながら。それらを拾い集めていくような感覚で、制作を続けています。そんな風にして生まれた作品たちと供に、「侶居」という空間に、しばしお邪魔します。素敵な色を持った空間の中で、それぞれの作品にとって、居心地の良い場所を見つけてあげたいです。
 
【アーティストトーク】　7月14日（日）16時～
作品の見方・技法について作家自身が語ります。予約不要・参加費無料ですので、この機会にぜひご参加ください。
 
 
杉村 紗季子　Sakiko Sugimura
 
1988年 愛知県生まれ
2012年 東京芸術大学美術学部工芸科 鋳金専攻 卒業
2014年 東京芸術大学大学院美術研究科 工専専攻（鋳金） 修了
大学卒業後、小学校・学童保育・造形教室の美術講師やアシスタント、高校・美大での助手や非常勤講師を経験。
2022年 富山県高岡市にてアトリエ sui-sui を立ち上げ、現在も制作を続ける。
【個展】
2013年 「大須サイノメ」（愛知）
2017、2018、2020～2023 年 「JINEN GALLERY」（東京）
2024年 「富山大学附属芸術文化図書館 キューブ」（富山）
その他、日本国内・ドイツ・韓国・中国で開催の、グループ展やアートフェアなどに参加。