波粒のあいだ光陰をつなぐ
2024年11月30日(土)~12月15日(日)
12:00 - 18:00 火・水定休
幼い頃、自分が見ている故郷の美しい空や海は世界中に拡がっていると感じる瞬間があり、別の場所で同じ想いで見ている誰かと繋がっている…。そう思うとこの上ない幸福感に包まれたと大西佐奈は追想します。この感情は彼女の記憶を司る深い場所に留まり、制作意欲の源になっているのではないでしょうか。この感情を表現する手段として絵画を選び「光・水・空気」という捉えどころがない存在の関係性を探り続けています。今回はインスタレーション作品も展示いたします。影の中に存在する小さな虹を見つけてください。
私にとり作品をつくることは関係性を見つめることです。そこには、世界との繋がりが現れてくると感じるからです。本展では、光と色と物質の関係性をテーマにした作品を展示します。展示タイトル『波粒のあいだ光陰をつなぐ』は、光の二重性を示す「波と粒」と、「光と影」だけでなく「日と月」や「時間」をも表す「光陰」という言葉を用いて、人は光や色を知覚する時は視覚で瞬間的に捉えるだけでなく、より広がりのある空間や時間との繋がりを感じ取っているのではないか、という問いを込めました。色や物質は単独で存在するのではなく、光の多様な 振る舞いによってみえ方や性質が変容し、互いに影響を与え合います。私 は、その光の振る舞いを作品の中に取り込み、光の性質がもたらす現象を通して、世界との繋がりを視覚化したいと制作しています。
大西 佐奈
【アーティストトーク】 12月8日(日)14時~
作品の見方・技法について作家自身が語ります。予約不要・参加費無料ですので、この機会にぜひご参加ください。
【喫茶の日】 12月1日(日)
大紀町の「CAFE めがね書房」が侶居に一日限定でやってきます。美味しい珈琲とスイーツをお楽しみください。
大西 佐奈 Sana Onishi
三重県生まれ 2004-05年グランドショミエール美術学校在籍 (パリ/フランス)
2006年沖縄県立芸術大学美術工芸学部絵画専攻卒業
2008年沖縄県立芸術大学大学院造形芸術研究科環境造形専攻絵画専修修了
【主な展示】
2011.3 公募展「ワンダーシード2011」トーキョーワンダーサイト渋谷(東京)
2011.7 アートフェア「Art Faire Santa Fe an international contemporary art faire」(アメリカ)
2011.11 アートフェア「Art Faire Red Dot Miami」(アメリカ)
2012.5 アートフェア「SOAF Seoul Open Art Fair」(韓国)
2012.11 アートフェア「KIAF Korea international contemporary art faire」( 韓国)
2015.1-3 グループ展「三重の新世代2015」三重県立美術館柳原義達記館(三重)
2015.3 個展「Fresh2014 大西佐奈展《Day dream》」伊勢現代美術館(三重)
2015.6 公募展「トーキョーワンダーウォール2015」東京都現代美術館(東京)
2016.6 公募展「第5 回Rainy days and…」 Gallery Camellia(東京)
2020.2 個展 「雨水の窓」侶居(三重)
2020.12 公募展「シェル美術賞2020」国立新美術館(東京)
2021.2 グループ展「PORTRAIT」 侶居(三重)
2021.2 個展「月に橋をかける」Gallery SOU(名古屋)
2021.4-5 個展「Horizontal Time」ARToba(三重)
2022.4 個展「雲をおもい海をおよぐ」Enne_nittouren(名古屋)
2022.5 個展「On the horizon」 Gallery Camellia(東京)
2023.4 個展「Luminous」Gallery SOU(名古屋)
2024.1 個展「影の中の幻日 照らされる白月」CAFE めがね書房(三重)
2024.5 個展「粒と波の間を編む」Gallery Dalston(東京)
【受賞入選歴】
2011 ワンダーシード2011 入選
2011 第47 回新創美術展 奈良県知事賞受賞
2012 第48 回新創美術展 兵庫県知事賞受賞
2015 トーキョーワンダーウォール2015 入選
2020 シェル美術賞2020 入選
2023 第22 回三重県文化新人賞 受賞
【パブリックコレクション】
2014 伊勢現代美術館
2024年11月30日(土)~12月15日(日)
12:00 - 18:00 火・水定休
幼い頃、自分が見ている故郷の美しい空や海は世界中に拡がっていると感じる瞬間があり、別の場所で同じ想いで見ている誰かと繋がっている…。そう思うとこの上ない幸福感に包まれたと大西佐奈は追想します。この感情は彼女の記憶を司る深い場所に留まり、制作意欲の源になっているのではないでしょうか。この感情を表現する手段として絵画を選び「光・水・空気」という捉えどころがない存在の関係性を探り続けています。今回はインスタレーション作品も展示いたします。影の中に存在する小さな虹を見つけてください。
私にとり作品をつくることは関係性を見つめることです。そこには、世界との繋がりが現れてくると感じるからです。本展では、光と色と物質の関係性をテーマにした作品を展示します。展示タイトル『波粒のあいだ光陰をつなぐ』は、光の二重性を示す「波と粒」と、「光と影」だけでなく「日と月」や「時間」をも表す「光陰」という言葉を用いて、人は光や色を知覚する時は視覚で瞬間的に捉えるだけでなく、より広がりのある空間や時間との繋がりを感じ取っているのではないか、という問いを込めました。色や物質は単独で存在するのではなく、光の多様な 振る舞いによってみえ方や性質が変容し、互いに影響を与え合います。私 は、その光の振る舞いを作品の中に取り込み、光の性質がもたらす現象を通して、世界との繋がりを視覚化したいと制作しています。
大西 佐奈
【アーティストトーク】
12月8日(日)14時~
作品の見方・技法について作家自身が語ります。予約不要・参加費無料ですので、この機会にぜひご参加ください。
【喫茶の日】
12月1日(日)
大紀町の「CAFE めがね書房」が侶居に一日限定でやってきます。美味しい珈琲とスイーツをお楽しみください。
大西 佐奈 Sana Onishi
三重県生まれ 2004-05年グランドショミエール美術学校在籍 (パリ/フランス)
2006年沖縄県立芸術大学美術工芸学部絵画専攻卒業
2008年沖縄県立芸術大学大学院造形芸術研究科環境造形専攻絵画専修修了
【主な展示】
2011.3 公募展「ワンダーシード2011」トーキョーワンダーサイト渋谷(東京)
2011.7 アートフェア「Art Faire Santa Fe an international contemporary art faire」(アメリカ)
2011.11 アートフェア「Art Faire Red Dot Miami」(アメリカ)
2012.5 アートフェア「SOAF Seoul Open Art Fair」(韓国)
2012.11 アートフェア「KIAF Korea international contemporary art faire」( 韓国)
2015.1-3 グループ展「三重の新世代2015」三重県立美術館柳原義達記館(三重)
2015.3 個展「Fresh2014 大西佐奈展《Day dream》」伊勢現代美術館(三重)
2015.6 公募展「トーキョーワンダーウォール2015」東京都現代美術館(東京)
2016.6 公募展「第5 回Rainy days and…」 Gallery Camellia(東京)
2020.2 個展 「雨水の窓」侶居(三重)
2020.12 公募展「シェル美術賞2020」国立新美術館(東京)
2021.2 グループ展「PORTRAIT」 侶居(三重)
2021.2 個展「月に橋をかける」Gallery SOU(名古屋)
2021.4-5 個展「Horizontal Time」ARToba(三重)
2022.4 個展「雲をおもい海をおよぐ」Enne_nittouren(名古屋)
2022.5 個展「On the horizon」 Gallery Camellia(東京)
2023.4 個展「Luminous」Gallery SOU(名古屋)
2024.1 個展「影の中の幻日 照らされる白月」CAFE めがね書房(三重)
2024.5 個展「粒と波の間を編む」Gallery Dalston(東京)
【受賞入選歴】
2011 ワンダーシード2011 入選
2011 第47 回新創美術展 奈良県知事賞受賞
2012 第48 回新創美術展 兵庫県知事賞受賞
2015 トーキョーワンダーウォール2015 入選
2020 シェル美術賞2020 入選
2023 第22 回三重県文化新人賞 受賞
【パブリックコレクション】
2014 伊勢現代美術館